穂高岳山荘

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3000m級登山の注意点 / ADVICE

穂高岳登山の注意

穂高岳周辺の山々は、
日本の山の中でも比較的険しい、岩場の多い山です。

  • じゅうぶんに余裕を持った登山計画および、天候や状況に応じて、登山の可否や撤退などの、適切な判断ができることが必要です。
  • 地図等をお調べになり、ご自身で計画できるようになっている程度の登山経験がない場合、奥穂高岳への登山はあなたにとって難しい場合があります。
    また、これまでの登山で、「岩稜帯歩き、長時間歩行、標高2800m以上」これらの経験がそれぞれあることが望ましいでしょう。
  • この山域では、夕方以降の行動は危険です。
    視界が悪いことによる道迷いや転倒・滑落の危険、気温の低下による体力消耗、万が一の際に夜間は救助が不可能であるなど、リスクが大きいためです。
    15時ごろまでに山小屋へ到着できるように、登山を計画してください。
  • 前日の睡眠不足や疲労は転倒・滑落につながります。無理な日程での登山は避けてください。高山病のリスクも上がります。
  • 霧で視界が悪いときは、経験者でも道迷いの危険性があります。
  • 7月上旬までは雪山装備および技術が必要です。
  • 9月下旬からは降雪・積雪の可能性があります。積雪時は岩場の通行は困難になります。

間違った服装・装備での登山は、夏山においても、
低体温症による命の危険があります。

  • 盛夏期でも、標高約3,000mの穂高岳山荘付近においては、昼間は18℃前後、夜間は5℃近くまで気温が下がります。
    一般的に、標高が1,000m上がると気温は6℃下がるといわれています。
  • 歩いている最中は暑く、標高が上がるにつれて休憩時に寒さを感じますので、着脱や温度調節がしやすい服装が必要です。
  • 天候によって体感温度はさらに変化します。悪天候で風が強い場合、感じる寒さは冬と同様になる場合があります。
    透湿素材の雨具はもちろんのこと、フリース・ダウン等の防寒保温できる服装をお持ちください。
  • 濡れて乾きにくい服は、体を冷やすリスクを大きくします。肌に触れる部分は特に、なるべく乾きやすい素材のものをおすすめします。

この山域は「中部山岳国立公園」に属しており、
無許可のキャンプ、動植物や鉱石の採取などが
固く禁じられています。

キャンプは緊急避難時を除き、管理山小屋に届け出の上、指定地にて行ってください。


地図やガイドブック無しでの登山は危険がともないます。

最新の地図やガイドブックを購入し、持参してください。


あわせて、「よくあるご質問」もご覧ください。

よくあるご質問

穂高は厳しい山ですが、それだけに美しく、すばらしい場所です。
自然への敬意を持って登山をしていただくことが、安全にもつながります。
ぜひ、安全で楽しい穂高岳登山をしていただければと思います。

穂高岳山荘のご宿泊料金、施設内容等につきましては、トップページのメニューよりご参照ください。